2009年02月22日

二人の儀式

二人の儀式

「君はバカだ」
刹那の手当をしながらティエリアはブツブツ文句を言う。
「わかっている」
刹那も大人しく手当を受け入れている。
「君が止めるから黙っていたが、ここまでとは」
「っつう」
ティエリアが包帯を強く巻く。
「自業自得だ」
戦闘から戻ると、ロックオンが刹那に殴りかかった。
もちろん、ティエリアは止めようと駈け寄ったが、刹那の視線に止められたのだ。
「奴には感情のはけ口が必要だった」
「それが君である必要はない」
大人しく、殴られるままの刹那にティエリアは怒っていた。
「奴もわかってはいる。だが、実体のないイノベイターより、直接手を下した俺に感情が向いても仕方ない」
その方が自然だと刹那も思う。
だから殴られた。
「それでもだ!骨でも折れてたらどうするつもりだ。君は貴重な主戦力だ。そう、奴よりも」
ティエリアの手が刹那の頬に触れる。
「大事にしてくれ。俺は奴より君の方が大事だ」
刹那もティエリアの手に自分の手を重ねる。
「ありがとう。その言葉で俺は戦える」
自分を必要としてくれる仲間がいる。
それは刹那にとっては万億の味方に等しい。
「君はすべてを背負いすぎる」
ロックオン、いや、ライルのことも沙慈のことも。そしてニールのことも。
「もう、2度と『ロックオン』を失いたくなかった。例え、恨まれることになっても」
それは2人に共通する想い。悔恨。
「これで奴は気持ちを切り替えることが出来るだろうか」
「それが出来ないようならそこまでの男ということだ」
感情に振り回され、自分を制御出来ないような男なら「マイスター」たる資格はない。
ライルはニールを超えることは出来ないということだ。
「『感情』とはやっかいだな」
「だから『人』なのだとも言える」
刹那もティエリアの頬に手を伸ばす。
「俺もお前も『人』だ。ティエリア=アーデは俺の仲間だ」
ティエリアの不安を見透かすように刹那は微笑む。
「ありがとう」
ティエリアはイノベイター達とは違う。
「戦場で背後を狙われるかも知れないぞ」
ティエリアは目を閉じ、そして刹那を見つめる。
刹那も目を閉じ、ティエリアを見る。
「その時はお前に任せる」
刹那の背中はティエリアが守る。
その逆もしかり。
『ロックオン』は2度と失いたくはない。
だが、枷となるなら、そんな『ロックオン』はいらない。
「仲間」にその銃を向けるなら。
「「その時は俺たちが狙い撃てばいい」」
そう、今はいない『彼』のように。
俺たちは2度と「仲間」を失わない。
その為には誰に恨まれようと前へ進んでいく。
刹那とティエリア、同じ痛みを抱えた2人は誰よりも強い仲間なのだから。


久々の更新。
今日の#20を見て。
最後の刹っちゃんタコ殴りのライルにドン引き。
なんで誰も止めないのさ。
ティエは止めようとしてたけども。
2ndになって刹っちゃんとティエが仲良いので、嬉しいんですけども。
ライルがねー。
やっぱロックオンはニールですよ。
ライルもう、いらないよ。
彼が何したいのかさっぱわからん。
なので、こんな話書いてしまった。
儀式は「狙い撃つ」(笑)
とりあえず自己満足(笑)
【ガンダムOOの最新記事】
posted by 日高櫻 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ガンダムOO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
今年は出来るだけ萌えを探して更新出来るように頑張ります。
今年もよろしくお願いします。

臣さんの年賀メールで、「行きたかったスイーツのお店」と言われ、本気で考え込んだのは内緒です(笑)
posted by 日高櫻 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月31日

大晦日

今年は設置したものの、あんまり更新出来ませんでした。
来年は少しでも更新出来ればいいなぁと思ってます。
が、いかんせん、萌えの神が降りてこないことには、妄想は膨らみません(笑)
何か萌える作品に出逢わなければ!

今年1年ありがとうございました。
来年も細々と更新するつもりですので、よろしくお願いいたします。
posted by 日高櫻 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

あなたはとても残酷

あなたはとても残酷


「あたしに攻撃したら剣ちゃん怒るから」

いつもそう。
剣ちゃんはあたしを戦いから離れた所に置いていく。
あたしを巻き込まないように。
自分の戦いの妨げにならないように。
大切にされていると思う。
信頼されているのだと思う。
それでも。
隣で一緒に戦いたいと思ってしまう。
剣ちゃんが斬られ、血を流すのを見ていることしか出来ない。
隣で支えたいのに。
見ていることしか許されない。
それはとても残酷。
誰よりも、自分よりも大切なあなた。
あたしに世界をくれたあなた。
あたしの世界の全て。
その人と一緒に戦えないのが悔しい。
傍に居られないのが哀しい。
あたしの身体はなかなか大きくならない。
早く大きくなって剣ちゃんの隣に立ちたいのに。
つるりんやいっちーみたいに一緒に戦いたいのに。
霊力に見合う身体になるために成長が遅いのだと、じぃじが言っていた。
早く成長出来る方法は無いのかと聞きに行ったらそう言っていた。
霊力が大きすぎる為に身体に負担がかかるのだと。
難しい話をされた。
わかったのはこれからもなかなか大きくなれないということ。
剣ちゃんの隣に立てないということ。
ずっと見てることしか出来ないということ。
悔しかった。
つるりんに八つ当たりしても胸のモヤモヤは晴れなくて、夜中にこっそりと泣いた。
剣ちゃんは何も聞かずずっと頭を撫でてくれた。
あなたは優しい。
誰よりも優しい。
そして、残酷。
私の見ている前で楽しそうに戦い、傷を負い、血を流す。
あたしがどれだけ悔しくて哀しいかわかっていない。
ううん、わからなくて良い。
傍に居るだけで、見ているだけでも良い。
あなたはあたしのすべてだから。

そして、今も血だらけで楽しそうに戦ってる。
あたしはまだ、隣に立てない。
あたしはまだ、一緒に戦えない。
自分の小さな手はあなたを守れない。
それでもいつかは、守ってみせる。
あたしの大切な、優しい唯一の人。
けれども、とても残酷な人。
とても、とても大好きだよ、剣ちゃん。
あたしは今日もここで見てるから。






BLEACH35巻を読んで。
剣やち好きです〜〜。
どちらかというとやちるから想いが書きやすいですね〜〜。
やちるは小さいけど、ちゃんと大人だと思うのですよ。
成長が遅いのは霊力が大きいので、その霊力とを支えるのにエネルギーを使ってて、成長に回らないという設定にしました。
シロちゃんと一緒です。
文中の「じぃじ」は山本総隊長(笑)
剣ちゃんもジジイって読んでたしさ。
とにかく剣やちが好きなのですよ。
posted by 日高櫻 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | BLEACH | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月19日

俺たちが憶えている

俺たちが憶えている

「なんであんな素人を連れてきたんだ」
部屋に入って来るなり、ティエリアは呆れながら刹那に言う。
「なにが?」
ドリンクを飲んでいた刹那が眉をひそめる。
「新しいロックオンだ。MSについて何も知らない」
教官役を仰せつかったティエリアが溜息を吐く。
「言動は軽いし、行動はふざけた物が多い。先が思いやられる」
「大変そうだな」
刹那が差し出すドリンクを受け取り、ティエリアも口を付ける。
「だが、これを見ろ」
刹那が1枚の紙を差し出す。
そこにはロックオンの測定データが示されている。
「これはっ!?」
ティエリアは瞳を見張る。
先代のロックオン、ニールを上回る数値が並べられていた。
「これに間違いはないのか?」
「ああ」
刹那に確認を取り、もう一度データを見る。
「これなら期待出来そうだ」
ティエリアが楽しそうに笑う。
「ああ、鍛えてやってくれ。今度のミッションに奴も加える」
「いきなりか?」
刹那の言葉にティエリアは難色を示す。
「実戦で鍛える。いないよりはマシだろう。最悪、囮として使える」
刹那の言葉に感情は見えない。
「そのミッションだが」
ティエリアも感情のない声で話す。
「奴はカタロンに情報を流している。目標施設を同時に襲う予定だ」
「まぁ、奴はカタロンの工作員だからな」
刹那も驚かない。
「ハロに口止めしていたが、意味はない」
ティエリアの言葉に刹那も頷く。
ハロの優先順位は新メンバーのライルが最下位だ。
順位が上位のティエリアや刹那の命令が優先される。
不審な行動を取れば報告するように命令されているハロは忠実にティエリアに報告したのだった。
「我々の邪魔にならなければある程度は構わないが・・・・」
「あぁ、目に余るようならそれなりに対処するさ」
刹那のセリフをティエリアが引き継ぐ。
「奴が真の『ロックオン』になるのはいつになるのか」
「なる日がくるのか」
言わずともわかる呼吸に、確かに仲間としての意識を感じる。
「奴で無ければならなかったのか?我々はともかく、混同するスタッフが出ている」
予てからの疑問を刹那にぶつける。
「数値的に見て彼が適任だと判断された。それはデータにおいても証明されている」
「それはそうだが・・・・」
余りにも似すぎる外見は時として残酷だ。
「フェルトはロックオンと交流が有ったようだからな。理性に感情が追いつかないんだろう」
刹那がティエリアに言いたいことをくみ取る。
「そうだ。彼女は感情的になっている。奴が彼女から何らかのデータを引き出す可能性が大いに考えられる」
ティエリアが続ける。
「注意するようにハロに言っておく。彼女は危険だ」
刹那も頷く。
「感情とはやっかいだな。理性では別人だと思っていても感情が『彼』を求めてしまう」
ティエリアは飲み終わったカップをダストシュートに入れる。
「それは彼女がマイスターでは無いから」
自分達ほど深く『彼』に関わっていないから同一視してしまう。
刹那も同じくダストシュートにカップを入れる。
「我々は『彼』を憶えている」
外見は似ていても違う人物なのだと心が叫ぶ。
いや、外見が同じだから、余計に違いが際だつ。
「我々は『彼』を知っている。だから問題ない」
刹那とティエリアはそう言って、部屋を出る。
刹那は右へ、ティエリアは左へ別れる。
その際に無言で拳を突き合わせる。
4年前には考えられなかった行動に、お互い笑う。
4年の歳月はお互いに成長し、認められる仲間となった。
この仲間なら命を預けられる。
お互いの思いは1人の元に。

彼を忘れない。
誰が忘れても、俺たちは忘れない。
俺たちが憶えている。






今日のOOを見て。
もっと刹ちゃんとティエの会話があればいいなーと。
あと予告でフェルトがライルにチューされてたので。
あっさりと懐柔されそうだなーと。
勝手な妄想。
刹ちゃんとティエはロッ君で繋がってるので、仲良くしてたらいいなぁという希望でした。
初OOがこれか!という気もしないでもない(笑)
posted by 日高櫻 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ガンダムOO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

あなたが幸せになることを許さない

あなたが幸せになることを許さない

「貴方には私の騎士となっていただきたいのです」
壇上の少女はそう告げた。
「なんで、私?ジノが来たでしょう?彼にしたらいいじゃない」
カレンは見上げて言い返した。
そもそもカレンにはこの展開がわからなかった。
ようやく訪れた平和の中で、復学した学園へ通い、平穏を楽しんでいた。
それが放課後、拉致されるようにブリタニア領事館に連れてこられ、来日中のナナリー皇帝の前に出されたのだ。
再会を喜ぶ間もなく告げられた言葉に、カレンは鼻白む。
「あの方はダメです。お兄様の意図をわかってらっしゃらない。信念の無い方に用はありません」
微笑むナナリーに違和感を憶える。
自分の知る彼女はもっと柔らかで、儚い存在だった。
いつも兄の影で守られているような、自分も守ってあげたくなる、そんな存在だった。
それが−−−−。
それが他者を従える威圧感を纏っている。
以前と違って瞳が開いているからか?
それにしても印象が違いすぎる。
「あなた、本当にナナリーなの?」
カレンは戸惑う。
目の前の少女に。
「嫌ですわ、カレンさん。もちろんナナリーですよ。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが妹、ナナリー・ヴィ・ブリタニアです」
ナナリーは優雅に挨拶してみせる。
「印象が違ってて驚いたわ」
カレンはふと思う。
以前、自分が捕虜として捕らえられていた時と似ていると。
対する雰囲気は180度違ってはいるが。
「私を愛し、守って下さったお兄様はもういません。お兄様の造ったこの世界を守るのは実妹である私の役目だと思っています」
毅然と告げるナナリーに強い意志を感じる。
「で、何故私を騎士に、という話になるのかしら?」
カレンは自分が連れてこられた理由について再度聞いてみる。
「貴女が相応しいと思ったからですわ」
キッパリと告げるナナリーにカレンは眉を上げる。
「貴女は黒の騎士団のエースでした。そして今は日本人。そんな貴女が私の騎士となって傍にいて下されば、ブリタニアと日本の和平の象徴になるでしょう」
「あなたには『ゼロ』がいたと記憶しているのだけれども?」
「『ゼロ』は正義の味方。『世界』のために戦う騎士です。私個人に仕えるわけではありませんし、許されることではないのです。『ゼロ』はこの世界を護り続けなくてはならない。それ以外での存在はないのです」
「ナナリー?」
ナナリーの言葉に『ゼロ』に対する憎悪が見えた気がした。
「それなら藤堂さんでもいいじゃない。私じゃなくても・・・」
「貴女でなければならないのです」
カレンが他の候補を上げようとするのをナナリーが遮る。
「貴女はまだ、黒の騎士団のエースなのでしょう?」
ナナリーがカレンの胸を指差す。
そこには紅蓮の起動キーが首から吊されている。
カレンのお守りであり、誇りであり・・・・・・戒めでもある。
「それを胸に日常生活を送る意味はなんです?自慢ですか?自分は悪逆皇帝と戦った英雄であると。自分は黒の騎士団のエースであると」
「ちがう!」
カレンは叫ぶ。
「ちがう!ちがう!ちがうっ!これはそんなんじゃないっ!」
キーを握りしめ、カレンは首を振る。
「では、なんだと?普通に暮らしたい人がそんな物を必要とするとは思えませんが」
カレンとは対照的に冷ややかにナナリーは告げる。
「これは私の誇り。そして戒め。ルルーシュを独りで逝かせてしまった私の戒め」
カレンの瞳から涙が零れる。
「そばにいたのにっ!ずっとそばにいたのにルルーシュの想いに気づけなかった。最後まで彼を信じることが出来なかった・・・・・」
涙が止まらない。
「知ってたのに。ルルーシュが優しくて、どんなに冷たい態度でも、みんなのこと考えてくれるって、一番良い方法をいつも考えてくれるって。私は知ってたのにっ!だから・・・・」
カレンは顔を上げる。
「だから、何かあったらすぐに飛んでいけるように。この平和を守れるように。いつも持つことにしたの」
涙は止まらないが、笑うことは出来た。
「それでは」
ナナリーも微笑む。瞳はカレンを射抜いたまま。
「それでは、私の騎士となって、この世界の維持に協力して下さいな」
「そ、それは・・・・」
カレンは『日本人』を選んだ。
それがブリタニアの騎士になるのには抵抗がある。
「カレンさんはお兄様のそばにいた。誰よりもそばに。そう、私よりもずっと近しい存在でした」
ナナリーが淡々と告げる。
「それでも、貴女はお兄様を裏切った。お兄様はカレンさんを信じていたのに。最後まで案じていたのに」
最後にルルーシュの身体に触れた時に流れ込んできた記憶。
兄はこの女戦士を信頼し、案じていた。
「お兄様の想いを貴女は最後に知ったはず。なのに、お兄様の築いた世界で平穏に暮らすおつもりですか?何も忘れたふりをして」
ナナリーの視線がカレンに突き刺さる。
「何かあれば、駆けつける?そんな言い訳が通用するとでも?私は貴女を許しません。私も、お兄様の想いに気づけなかったこの世界を許しません。お兄様のいない世界など私には意味のない物です」
ナナリーはその瞳で、カレンに語る。
「それでも。それでも、お兄様が破壊し、創り、望んだ世界です。ですから−−−−−」
ナナリーの手がカレンに差し出される。
「ですから、私と共にこの世界を護って下さい。お兄様に愛されながら、お兄様独りに背負わせてしまった私達の贖罪です。貴女の人生を私と共に」
残りの人生を世界に捧げろと告げる。
それが生き残った自分達の使命だと。
誰もがルルーシュと戦った自分を褒め称えた。
英雄だと。正義の戦士だと。
そんなものじゃないと叫びたかった。
全てをルルーシュに被せてしまった負い目がカレンを押し潰しそうだった。
償いの、断罪の手を待っていたのかも知れない。
そして、その手が今、目の前に差し出される。
「貴女の騎士になります」
カレンは膝を折る。
「私ではなく、この世界を護って下さい、カレン」
ナナリーが微笑む。
「Yes,Your Majesty!」
カレンの人生はこれで決まった。
女としての普通の幸せは望めないだろう。
それでも。
それでもカレンは贖罪の道が示されたことに安堵した。
これで良心の呵責に苦しむ日々から解放される。
彼の世界を護ることが自分の誇りとなる。
カレンは心からそう思った。
そして、もう一人。
ナナリーは膝を付くカレンを見下ろして笑った。
自分の手に堕ちてきた緋色の騎士を愛おしく思った。
愛する兄を裏切った彼女が普通に生きて、普通に幸せになるのは許せなかった。
胸で揺れている紅蓮の一部が許せなかった。
だからカレンの良心につけ込んだ。
望んでいるであろう言葉で雁字搦めにした。
兄に近しく、兄の寵愛を受けていた彼女を許すことが出来ない。
だから自分の下で修羅の道を選ばせた。
自分でも醜い嫉妬だとわかっている。
兄がそんなことを望んでいないことも。
それでも−−−−。


私はあなたが幸せになることを許さない。
私と共に贖罪の日々を。






えー、相変わらず暗くてすみません。
カレンがね。
フツーに暮らしてるのに違和感だったのですよ。
何もなかったように学園に通ってて。
でも、首からは紅蓮のキーがあって余計におかしいなぁと。
ルルの最後にカレンは気付いていたのに、なんでフツーに笑って、ルルに語ってるかなぁと。
なので。
ナナリーと共に堕ちて貰いました。
とりあえず、カレンは何らかの形でルルのために動いて欲しかったのが本音です。
それがこんな形になっちゃった。
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2008年10月13日

私の世界にあなたはいらない。

私の世界にあなたはいらない。

「私の忠誠を貴女に捧げることをお許し下さい」
元ナイトオブラウンズNO.3、ブリタニア貴族子息、ジノ・ヴァインベルグが跪き、頭を垂れる。
「色々有りましたが、私はブリタニアの、世界の安定のために尽くしたいのです」
玉座からの返答はない。
「先の決戦で、想いを同じくした者同士、貴女と共に進みたいのです」
なおも自分の想いを告げる。
「・・・・・ジノ・ヴァインベルグ」
静かな声が部屋に響く。
「はっ!」
ジノは顔を上げ、第100代皇帝、ナナリー・ヴィ・ブリタニアを見つめる。
「貴方の気持ちは嬉しく思います」
ナナリーの返事と微笑みにジノの表情明るくなる。
「では!」
「しかし・・・・」
ナナリーはジノを見つめ、顔を引き締める。
「貴方の忠誠など、私には不要です」
「なっ!?」
ナナリーの予想もしなかった言葉にジノは呆然とする。
「私は貴方を信用出来ません」
静かに告げられる声。
「貴方の『忠誠』は何に捧げられるものなのですか?『私に』と言いましたが、そうではないのでしょう?」
ジノは自分より幼い少女皇帝を見つめる。
「貴方は父の、シャルル皇帝のラウンズでした。でもその後は?父に殉じることもなく、兄、ルルーシュのブリタニアに仕えることもなく。シュナイゼル兄様に仕えることも拒否して、黒の騎士団と行動を共にした。貴方の忠誠は何処にあるのです?」
「そ、それは・・・・」
重いもよらない指摘にジノは言葉が出てこない。
「父のラウンズであれば、貴方の忠誠は父に捧げられたはず。では、ワンやフォー達と共に殉じるのが道理ではなかったのですか?」
「シャルル陛下に仕えたのは、それが引いてはブリタニアの為になると信じたからです。私の忠誠は祖国ブリタニアの上に」
ジノはナナリーに訴える。
「ブリタニアの上にあると?では何故、ルルーシュ兄様やシュナイゼル兄様に背いたのですか?お二人は立場は違えども、ブリタニアの名の下に立っていたはず」
「それは、二人の描くブリタニアが私の願うブリタニアと違ったからです」
壇上の小さな少女に気圧されながらもジノは言葉を重ねる。
「私の描くものが貴方のものと重なると?」
「そうです」
ようやくわかってもらえたかとジノは頷く。
「ですから、貴方とは重ならないと言っているのです」
ナナリーはゆっくりと、優しく微笑む。
「私の望みはお兄様、ルルーシュ兄様と同じなのですから」
「なっ!?」
ナナリーの笑みが恐ろしく思える。
「貴方はルルーシュと戦っていたではありませんか!敵だと告げていたではありませんか!」
ジノは振り払うように声を荒げる。
「ええ、そうですね」
ナナリーは素直に頷く。
「では、何故!?」
「あの頃の私は、何一つ自分の瞳で見ていなかった。与えられる情報をそのまま享受してしていました。自分で考えて行動していなかったのです。だから大切なことを見逃してしまった」
ナナリーは目を伏せ、苦しそうな表情をする。
でも、それは一瞬のこと。
すぐに真っ直ぐジノを見据える。
「だから私はこの世界を守らねばなりません。これはお兄様の遺志であり、私の果たさなくてはならない使命」
確たる信念の下、視線は揺るがない。
小さな少女に気圧され、ジノはやや仰け反る。
本人は気付かないが。
「貴方も自分では行動しなかった。流されるままに行動し、そして今もその流れでここにいる」
「そんなことはっ!私は自分の意志でここに!世界を守りたいと!」
ジノが反論するも、ナナリーには届かない。
「本当にそうでしょうか?戦いのない今、黒の騎士団にいる理由もなく、かといって一般市民として生きていく事も出来ず、『ブリタニア』という大義名分を利用して自分の存在意義を保っているのではないですか?世界を思うのであれば『ブリタニア』に拘る必要はないのですから」
「そんなことはっ!そんなはずはっ!」
ジノは言い募るが反論が出てこない。
「私と貴方の想いは重ならない。貴方の居場所はここにはすでに無いのです」
ナナリーはそう言って、車椅子の向きを変える。
「お引き取り下さい。貴方と話すことは何もありません」
奥の間に控えていた咲世子が進み出て、ナナリーの車椅子を押して部屋を出て行く。
主人のいなくなった部屋で、ジノは呆然と項垂れる。
誰も声をかける者はいない。

何も考えず、流されるだけの者はいらない。
お兄様の想いをくみ取ろうとしない者はいらない。
私の世界にあなたはいらない。





えー、ジノに優しくないです。
なので、ジノスキーさんには要注意です(←ここで言っても手遅れだ)
最後の方のジノを見てて、何がしたいのかわからなかったので。
私には流されてるように思えたのです。
戦後、何してるかも出てこなかったし。
ということで、妄想してみました。
石、投げないで下さい(笑)
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2008年10月11日

ずっとずっとあなただけに。

ずっとずっとあなただけに。

白い部屋の中央に小さな祭壇。
その上に白い柩。
その中には色とりどりの花々に囲まれた1『彼』。
眠っているかのようなその顔は、穏やかで、微笑みさえ浮かべている。
柩の前にはその人物の親族と限られた関係者。
そう、これは『彼』の葬儀。
世界をその手に握り、人々を震え上がらせた『彼』の葬儀にしては小さすぎるものであり、少なすぎる参列者であった。
「お兄さまの葬儀に参列いただき、ありがとうございます」
喪主であり、『彼』の跡を継いだ妹のナナリーが頭を下げる。
ずっと閉ざされていた瞳は今はしっかりと見開かれている。
兄と似た、兄よりも少し淡いアメジストの瞳が前を見据えている。
「本来なら大々的に行うべきですが、世界はまだ、許さないでしょうから」
ナナリーは苦笑しつつ、柩を振り返る。
「悪逆皇帝、魔王ルルーシュの名は憎悪に満ちている」
第99代ブリタニア皇帝の葬儀はひっそりと行われた。
第100代皇帝の座に着いたナナリーは悲しげに瞳を伏せる。
それは一瞬のことで、すぐに前を向く。
それが、兄の意志だというように。
「お兄さまも皆さんに見送られて喜んでいると思います」
ナナリーは微笑む。
ささやかすぎる葬儀に参列したのは、ゼロ、C.C.、シュナイゼル、コーネリア、ジェレミア、アーニャ、ロイド、セシル、ニーナ、咲世子、ミレイ、リヴァル、カレン、そして神楽耶、星刻。
生前のルルーシュに縁のある人々。
そしてルルーシュの遺志を知る者達。
「あちらの部屋にささやかではありますが、席を用意してあります。日本では精進落とし、というのでしょうか。どうぞ、この時だけで構いません。お兄さまを偲んであげてください」
いつの間にか現れた侍女が、部屋の隅に控えていた。
彼女の先導で、皆がその場を離れていく。
泣きじゃくるリヴァルはミレイとニーナに付き添われ、人形のようなシュナイゼルはコーネリアに連れて行かれる。
カレンは神楽耶と星刻とともに歩き、セシルはアーニャに声をかける。
ゼロとC.C.は別の方向に。
残ったのはジェレミア、咲世子、ロイド。
ゼロとC.C.は壁にもたれ、動く気配はない。
咲世子はナナリーの後ろに控え、ジェレミアはルルーシュの柩の前に跪く。
そして。
ロイドもルルーシュの柩に近付き、その中を見つめる。
貫かれた穴は塞がれ、流れ出た赤い血も拭われ、微笑み、眠る様な彼は真っ白な衣装に包まれていた。
彼に相応しい高貴な白。
そのマントの裾を持ち上げ、ロイドはそっと口接ける。
「私の忠誠はルルーシュ陛下だけに。私の主は永遠に貴方の元に」
瞳を閉じ静かに誓う。
しばらくそうしていたが、持ち上げた裾を丁寧に元に戻し、柩を離れる。
「私には誓って下さらないのですか?」
ナナリーが微笑みながら尋ねる。
ロイドはいつもの人を喰ったような笑顔で振り返る。
「協力はしますよ〜〜ぅ。ルルーシュ陛下の跡を継ぐのは貴女ですから〜」
芝居がかった大きな手振りで話す。
「陛下の望まれた『明日』に進む貴女には協力はしますとも。陛下にも頼まれましたしぃ〜。」
「協力、ですか?」
ナナリーは彼を見つめる。
「僕の忠誠は唯一の方に捧げちゃいましたから〜〜」
ロイドもナナリーを見つめる。
「貴女が陛下の遺志に背かない限りは協力しましょ」
微笑っているのに瞳は笑っていなかった。
いつでも見ているのだと、見限るのはコチラなのだと言っている。
「それでは、伯爵の期待に添えるように頑張りますわ。相談に乗ったりはしていただけるのでしょう?」
ナナリーも挑むように彼を見る。
「勿論デスとも〜〜」
ロイドが微笑う。
ナナリーも微笑う。
「では、おさきに」
彼女は咲世子に車椅子を押され、部屋を出て行く。
ロイドは柩を振り返る。
「貴方は優しくて残酷だ。我々をおいていくのですから」
ジェレミアも黙って頷く。
唯一の主は語らず微笑むだけ。
「貴方が壊し、作った世界、守って見せますよぉ」
普段の戯けた口調に戻り、一礼する。
そして皆がいる部屋へ歩く。
主のいない明日へ向かって。

ずっとずっとあなただけに。他の誰にも仕えることはしない。
貴方に捧げた忠誠が、自分の最大の誇り。




やっぱ、ルルの葬儀はひっそりと密葬なんでしょうねぇ。
下手したらお墓には名前がないかも?
やっぱ、ロイドさんとジェレミアはルル一筋でいてほしいですねぇ。
posted by 日高櫻 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コードギアス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月09日

あなたのおそばに。

あなたのおそばに。

男女別の牢屋に収監され、ロイドは時を待っていた。
昔の同僚、ラクシャータと他愛もない話をしつつ。
それはセシルもニーナも咲世子も同じだった。
「僕も一緒に行きたかったな」
ロイドが呟く。
「なぁに?公開処刑されたかったの?変わってるわねぇ」
ラクシャータの言葉に、苦笑が浮かぶ。
『彼』の真意を理解している存在がどのくらいいるのだろうか。
「僕はね、ルルーシュ陛下に背いてはいないんだよ」
微笑みながらロイドが語る。
「それがあの方の願い、そして命令だった。我々は明日を迎えろと」
「あん?」
いつになく真剣な口調にラクシャータが怪訝な顔をする。
キセルを持っていたらクルクル回していただろう。
「あの方の逝く道を見届けたかった」
何を言いだすのかとラクシャータが声を出す前に、セシルに引き継がれる。
「あの方は、いえ、あの方々はお優しいから。私達に見せたくなかったんですよ」
「ルルーシュは優しい。ずっと知ってた。私が最後まで許さないように。見てしまったら許してしまうから」
ニーナの瞳からは涙が零れている。
「何を言ってるの、アンタたち」
ラクシャータは何か、自分の知らないものを見逃している気がした。
「そろそろです」
ずっと壁際でじっとしていた咲世子が正座をし、居住まいを正す。
「え?」
ラクシャータが彼女の方を振り向く前に。
「我が主はあなた様、ただお一人。私が膝を折り、忠誠を誓ったのは陛下だけ。我が忠誠は永遠にあなた様だけに」
ロイドが厳かに唱える。
「せめて陛下が安らかに逝けますように」
セシルが胸の前で手を合わせ、祈る。
その瞳にはやはり涙。
「さようなら、ルルーシュ。そしてありがとう」
ニーナも同じポーズで祈る。
「ご安心下さい。ナナリー様は私が命に替えましてもお守りいたします」
最後に咲世子が瞳を閉じて誓う。
「なに?なんなの?それじゃ、まるで・・・・」
ラクシャータは言葉を続けることが出来ない。
それでは、まるで、彼が死ぬようではないか。
今や世界の独裁者、敵などいない彼が。
自分は何か見落としてないか?
黒の騎士団にいた彼はどんな人物だった?
そう思って、彼の本質をまったく知らなかったことに気付く。
そのことに気付いたと同時に、薄暗い部屋のドアが開け放たれる。
なだれ込んでくる人、人、人。
それはブリタニア軍人ではなく、民間人だ。
「あなた方は解放される!」
「ルルーシュは倒された!」
「さあ、ここから出て!」
ロイドが、セシルが、ニーナが、咲世子が顔を上げる。
それは何かを決意した顔で。
「なんですって?ルルーシュが何?」
人びとが口々に叫ぶので、何を言っているのか聞き取れない。
ラクシャータは苛立つ。
「ゼロが現れて、ルルーシュを倒したんですよ!」
「ゼロがルルーシュを殺してくれた!」
「ゼロは我々の希望!」
「ゼロ、万歳!」
人びとが口々にゼロを讃える。
それを聞いて、ラクシャータは混乱する。
ゼロはルルーシュだ。
ルルーシュがゼロだ。
ゼロがルルーシュを討つなんて出来るはずがない。
人びとが集まるこのタイミングに・・・・。
ハッとして、同じく解放されたロイドを見る。
彼女の視線に気付いたロイドは人の悪い笑みを浮かべる。
「あれぇ?君は知ってたでしょ?ゼロは嘘つきだって。でもね、我が主は稀代の詐欺師なんだよ」
ロイドが誇らしげに告げる。
それが全ての答えだった。
「そんな・・・・」
ラクシャータは立ちつくす。
その間にも虜囚は次々と解放され、人の波が彼らを飲み込んでいく。
「我が主、今、参ります」
ロイドの声で聞こえたと思い、彼を見た。
すでにそこに姿はなく、扉の方にその背中が見える。
その後ろにセシル、ニーナ、咲世子が続いている。
ロイドは楽しそうに、彼女を振り返ることなく歩き続ける。
ラクシャータは喜ぶ人々の中でただ、立ちつくす事しかできなかった。

あなたのおそばに。
来るなとは言われませんでしたから。




私なりに最終回後の妄想。
今更ですけど・・・。
基本、ロイルルですから(笑)
最終回後妄想は続きます。
posted by 日高櫻 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | コードギアス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

とりあえず。

とりあえず準備完了!
サークルする元気はないけど、何か書きたい。
そんな感じで始めます。
不定期更新。
当初はギアスとガンダムメインかな。
心弱いのできついコメントとかしないで下さいね(笑)
行けるトコまで頑張ってみます!
タグ:日記 始動
posted by 日高櫻 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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